本当の気持ちを知りたい！
人の心が分からない、その考えが見えない。それゆえに悩むこと、誤解を招くことも世の常といいましょうか。その心が見えない行動や言動は本位なのか、不本意なのか？そして、それらは善意なのか悪意なのか？人は本当に良心に従い続けることが困難になったのだろうか？また、本当に信じられるものがこの世界にはあるのだろうか？完全な信頼と安心が流れる真実の愛が存在するのだろうか？
誰もが、心の深いところで真実を求めているはず。世の中、人の心は常に移り変わり、不信や裏切り、人間関係の破綻という痛い体験についての話題が後を絶ちません。リスク管理という言葉が今では当たり前になりました。住みづらい世の中になったものです。
古き良き時代、私の住んでいた周辺の町内には暖かい信頼ある人間関係がありました。家に鍵をかけなくても平気、インターホン越しに訪問者をチェックするなんて習慣はそれほどなかったように記憶しております。個人情報に神経質になることもなく、パスワードで事あるたびにロックをかけるなんて習慣もありません。
インターネットが一般的に利用され始めた頃、ちょっとした掲示板で知り合った気の合う仲間が気軽に会ったり、恋が芽生え相手に会いに行くということも当たり前。相手を疑う必要はそれほどありませんでした。いつの頃からか、物騒なニュースがテレビで連日放送され、人を疑うことが当たり前な世の中になりました。インターネットも真実なのか虚構なのか、その情報を疑いながら取捨選択してゆかなければならなくなりました。出会い系にアクセスしてみればサクラばかり。
あの古き良き平和な社会は戻ってくるのだろうか．．．と、ノスタルジックに浸っていても仕方ない。今ある現実。虚構にまみれた世の中、人の心に巣食った複雑な闇を丸裸にするべく本当の心を見極める旅に出よう。もちろん、筆者は完全な愛や信頼はこの世界にもあると思っています。そうあって欲しいものです。
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※ 本内容は出版を意図して執筆したものをそのまま公開しております。
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