建前はいいから本音が知りたいんです
日本ではある意味、当たり前の文化ですか。欧米の人たちはかなりカルチャーショック受けるようです。また、建前を真に受けて恥をかくという人も中にはいることでしょう。
ビジネスの世界では建前の背後にある本音を見抜くという能力が重宝がられることもあろうかと思います。最近は契約の金額しか見ないというケースが大部分という話もありますが...
Tさんという笑顔が印象的な人がいました。ある重要なプロジェクトに携わる中、肯定的発言をするものの、緊迫した場面でその前向きな笑顔のTさんが硬直してこけてしまうという場面がありました。今思えば、その笑顔に不自然なはにかみを感じていました。やはりTさんの本音は全然違ったようです。
また、"積極的な建前"と言いましょうか。利益のために表現される本音のような建前。水商売のようなサービス業でそのような光景が当たり前です。それを分かりつつ通う人あり、また、本気モードで通う人あり。"行き過ぎた建前の表現"のリピーター獲得こそないものの心のこもったサービスと提供するところはやはり息が長いものです。
本音の話しやすい雰囲気、弱みを見せられない雰囲気、また、様々な人の事情がありますから、本音を出せないことを責めることも出来ないのもまた現実。とはいうものの本音が気になるのも人情。ここでは「本音のところ、どうなのよ?」を見極めてゆきたいと思います。
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※ 本内容は出版を意図して執筆したものをそのまま公開しております。
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