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潜在意識と引寄せ
 実際のところ、引寄せの法則はあると思います。 類は友を呼ぶというテーマについて、周囲を見回すと、様々なことを気付きます。
 もちろん、潜在的な感情も何かを引寄せる要因となっていることでしょう。
 自覚していない潜在意識に要因があるからこそ、人は悩み苦しみ、彷徨います。
 むしろ潜在意識が現実を作っているからこそ、想う様に行かないという結果を招くのだと想います。
 
 潜在意識は感情言語
 
 潜在意識は感情そのものとも言えます。 だからこそ理屈では掴みきれず、自分の心の中で何が起こっているのかが分からなくなるのです。
 現実に起こることは潜在レベルの感情が優先されて展開していきます。 理論理屈、言葉が完璧であっても、潜在レベルの感情が違う方向を向いていれば言葉は意味を成さなくなります。
 自分の中に流れている感情言語を掌握する時、それは現実を掌握するようになる時です。
 
 青い鳥
 
 様々な経験や失敗を繰り返し、時には成功し、時にはとても大きな苦境を味わいながら、どのような心のテーマが現実を作っていたのかを気付き、青い鳥が自分の中にあるということを発見するかもしれません。
 それはいつ訪れるのかは全く分かりません。 すぐ発見できるかもしれませんし、一生発見できないかもしれません。
 
 これは常に何かに期待を託すからこそそのような状況を招くとも言えます。 託した何かが間違いないものであれば幸いですが、あえて託されるような資格無きものが人の期待を集めるようにパフォーマンスを繰り返していることもあります。
 
 そういうものに大切な何かを託している間、自分自身はそれを失ったに等しい時間を過ごすことになります。 それはその空虚な自分の反映としての現実にしかなりません。
 気付かずにこの状態で過ごしているからこそ、落胆や失望を感じる結果と共に大きな喪失感を感じるのだろうと思います。じつに多くの人がそのような状況にあるようにも思えます。
 
 自分の外側に可能性に託すことばかりするような癖を克服する時、自分自身にこそ可能性を託すことが最も近道だと気付くようになるでしょう。
 
 根本解決の糸口
 
 そういった潜在的なものをセラピーや、瞑想(内観)などで解決することも出来ます。
 瞑想(内観)では、忘れ去られた潜在的感情が噴出すという現象が起こることがあります。
 とても深くに押しやられている潜在意識の感情です。
 
 瞑想者は感情を観察することで、現在の状態と、過去の感情との関連性を理解し、根本的な感情の開放を達成します。
 瞑想などに限らず、どれだけ自分自身が感じてきた潜在的な感情言語に対して素直になることが出来るか? そこに鍵があります。
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