主に触るべからず
いわゆる独裁者のようなタイプの人がいます。仮にD様としましょう。D様の前では一切の主張は許されません。D様が全てです。D様の配下にいることが出来るのはD様への忠誠を絶対的誓った従順な僕のみです。従順でないものは存在できません。
D様がこれまで築き上げたMYワールドを守るためなら如何なる者も手段を選ぶことなく強烈な力を駆使して潰しにかかります。そのような絶対的権力を持ったD様の本質は意外なものでした。さて、D様の何者も寄せ付けないその強さの秘密は何でしょうか?
我は絶対なり
ワンマンなその人物のそのワンマン度を言葉に表してみると…
… 「私が法律である」
… 「私が黒と言ったら白いものも黒くなる」
… 「私よりも優れたものはここにはいない」
… 「人の意見に耳を傾けることが出来ない」
… 「私はKY」(空気読めない)
… 「私はKY」(空気読まない)
程度の大小様々あると思いますが、酒場で聞こえてきそうな上司の話題のようです。この件で悩んでいる人にとっては笑うに笑えない話です。100%この世界観で生きている人は稀だと思いますが、少なくともそのワンマン氏の土俵の中はそのような世界観になるのでしょうか。その土俵の中でうまくやっていく唯一のコツはワンマン氏に従順であること。
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※ 本内容は出版を意図して執筆したものをそのまま公開しております。
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