自由はお嫌いですか?
自由。それは、様々な種類があります。大きく分類するなら、物理的な自由と精神的な自由に分かれます。物理的な自由としては、お金と時間があり、自由を妨げる環境や人間関係もなく、潤沢な要素を自由に使えるという状態がそれに相当していると思います。
精神的な自由は、純粋な心の欲求を抑圧するものがなく、満ち足りた精神状態に相当した状態といえるでしょう。理想的な状態として、これらの2つの自由のバランスが取れた、完全に制約のない状態なのではないかと思います。
物理的な自由が極端に少なければ、生活自体に支障をきたすことで精神的な自由が成立することが難しくなり、精神的な自由が極端に少なければ物理的な自由がどれだけあろうと、それを楽しむということ自体が成立しなくなります。
多くの人はこのバランスの取れた状態を探して生きているといえるでしょう。それを得ている人はとても稀です。ゆえに、多くの人はそれを探すために何かしら進んでいるのかもしれません。
自由は人類が探し続けてきた永遠のテーマです。過去の歴史を振り返ると、自由の実現のために多くの血が流されてきました。この時代、自由はタダのように感じている人たちも多くいることでしょう。しかし、現在、自由を謳歌することが出来る環境があるのは、過去の血の代償の土台の上にそれらがもたらされています。しかし、今も真実の自由を実現しているといえる人はそう多くはありません。だからこそ、永遠のテーマなのだと思います。さて、複雑な何かを手放して真実の自由を探しに行きましょうか。
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※ 本内容は出版を意図して執筆したものをそのまま公開しております。
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